前回は、回路図が完成し部品発注を終えました。部品が届くまでの間に、配置図とケースの作成を行います。
配置図
配置図は、基板の上にどのように部品を配置し、どう配線するかを図にしたものです。この作業は、工夫のしがいがある反面、間違えると手戻りが発生し、場合によっては部品が破損するため手が抜けません。
上記はほとんど部品の絵がなくて、足(接点)だけなのでちょっと分かりにくいと思います。今回の配線(青線)は交差なしでできました。どうしても交差してしまう場合は、反対面を使って立体交差にします。
この作図ソフト(PasS)は、お絵かきに近いので、回路図とは連動しておらず、配線は慎重に行う必要があります。PasSは、かなり古いソフトですが、ユニバーサル基板で作成するときには便利なので、未だに重宝しています。
こんな簡単な回路でも、このソフトを使う理由は、表面(部品面)を作図すると、自動的に裏面(配線面)の図も表示してくれるからです。この配線面の図がないと、配線するときに、ほぼ確実に間違え(誤配線)ます。
次回は、この配置図を元に、3D CADでケースを設計したい思います。
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