前回までで、ハードウェアが完成しましたので、今回は、ファームウェアを作成していきます。
核心的プログラムのテスト
今回の核心的プログラムとは、電圧値を取得し電力量に変換する部分です。運用は現場(配電盤のあるところ)ですが、現場でプログラミングするのはつらいので、似たような状況を再現して開発する必要があります。
ヒーターとワットモニター
ワットモニターは、電化製品の電力量を表示する機器です。それにヒーターを接続し、センサー値を電力量に換算する部分のデバッグを行いました。
積算電力量
一番、悩んだのが積算電力量の計算方法です。これもあちこちの事例記事を読んでいるうちに、ぼんやりと理解がすすみました。それを元に計算した結果と、ワットモニターの値がほぼ一致したのでたぶん間違いないと思います。
実測値とデバッグ
配電盤に試作機と節電モニターの両方を接続し、実測しながらデバッグを開始しました。最初、半分くらいの値しかでていなくて悩みました。節電モニターをマニュアルを読んでみて、接続方法としては200v換算にしないと同じ値にならないようでした。
それからは、ほぼ同じような値が出るようになりました。積算電力量は、時間の経過と共に食い違いがでてしまうため、掛け率で調整し、最終的に24時間で0.1kwくらいの差になるところまで、こぎつけました。
基準にしている節電モニター自体の計算仕様も精度も分かりませんので、どちらが正解ともいえませんが、実用レベルには達したと判断しました。
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