APPLE TREE社(FLASHFORGE日本代理店)のAdventurer3用ガラスプラットフォームを入手したので、換装をおこないました。
このプラットフォームの特徴
一番の特徴は水平だしができることです。従来のプラットフォームでも、水平だしはできるようですが、かなりバラす必要があり、面倒すぎてやる気がしませんでした。もう一つビルドシートの材質が、ガラスになっています。これについては後述します。
水平だしをしないとどうなるのか?
上記のように、1層目の造形が不良になります。上記はプラットフォームの右手前が高く、左奥が低くなっています。このまま造形すると、高さが不ぞろいの造形になります。
Adventurer3には、従来から、ソフト的に水平補正を行う機能があるのですが、これが効いていないのか、どんなに調整しても解消しませんでした。この新しいプラットフォームで、レベル調整したところ、期待どうりの造形ができるようになりました。
ガラスプラットフォームの問題点
このプラットフォームは、ビルドシート(ガラス製)と一体化しているので、基本的に分離できません。ガラスだと、造形物の取り外しが簡単ですが、逆に言えば造形物が定着しにくいということです。
これは大問題です。底面積の少ない造形物だと定着しないので、ラフトかブリムが必須となります。ラフトを使うと、ラフトからの分離や、表面の荒れへの考慮が必要になります。
結局、3Mのビルドシートのお世話に
結論としては、ガラスプラットフォームの上に、3Mのビルドシートを貼って、定着を優先することにしました。定着度は良くなったのですが、こんどはスクレーバーを使わないと、造形物が剥がせなくなったのは致し方ありません。
電源シャットダウン用センサー部分の再制作
これまでのセンサー部分は、プラットフォーム側面に取り付けていました。しかし、高さ調整用の円盤と干渉してしまうため、底面に取り付けることにしました。しかし、底板とプラットフォームとの間隙が、6mm程度しかありません。最終的に、センサー部を高さ5mmにおさえ、配線もフラットケーブルに変更してなんとか換装することができました。
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