市販のスマートプラグを使って、数台の機器を制御しています。もう数年間使っていますが、最近、調子の悪いスマートプラグがいくつかあります。
IoT機器の場合、サービスネットワークがからんでくるため、個体の不具合とは断定できません。あれこれ思案しましたが、M5Atomを使ったスマートプラグを自作し、置き換えることにしました。世の中に、すでに低価格で出回っている製品の自作などしたくないのですが、致し方ありません。
ちょっとわかりにくい動画ですが、スマホ画面を操作すると、赤LEDが点灯消灯します。赤LEDはAC100Vプラグに組み込んでいます。
自作スマートプラグのメリット
IFTTTを介さずとも、制御できるので、反応が早くシステムも簡素化できます。
不具合が発生しても、原因を追究できます。
外的要因で、使えなくなってしまうというリスクを回避できます。
IoT社会への不安が現実化
実は、今回のスマートプラグ不具合は、以前から危惧していたことでした。
IoT機器を動作させるためには、何らかのサービスネットワークが必要です。ユーザーの多くは無自覚だと思いますが、スマートプラグは、メーカーが無償で提供しているサービスネットワークを利用しています。では、そのメーカーが何らかの理由で、サービスネットワークをやめてしまったらどうなるのでしょうか?。
答えは、スマートプラグは、単なるプラグになるということです。「どこかがサービスを引き継ぐのでは?」と思われるかもしれませんが、無償で提供していたサービスを引き継ぐ会社があるとは思えません。本来、IoT機器は有償でサービスネットワークを提供すべきなのですが、現状では、そういうしくみにはなっていません。
アメリカのInsteonという企業が起こした実例
自作スマートプラグの場合、既にある自前のサービスネットワークをに組み込むだけなので、コストもかからず、外的要因で、使えなくなってしまうというリスクを回避できるのが大きなメリットだとおもいます。
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