ChatGPTというビックウェーブ
今、世間を騒がしている、ChatGPTはもうお使いでしょうか?。私は昨年12月から使いはじめ、2月から有料版のPlusを利用しています。Plusにした理由は、日に日に応答時間がかかるようになったためです。ただPlusにしても若干回答が早く、中断されにくくなる程度ですので、過大な期待はしないほうがいいと思います。
使っている方はわかると思いますが、これはインターネット・検索エンジンにつづく、革命だと思います。Googleの社長が社内に「非常事態宣言」したのも当然だと思います。
ChatGPTを何に使うのか?
私の場合は、プログラム開発で使用しています。プログラム開発では複数の言語(C#,C++,JavaScript,Python)を使っていますが、歳のせいか、言語が変わると簡単な構文すら、頭に浮かんでこなくなりました。
今までは、Googleで検索したり、Evernoteに書き溜めたノートを見たり、過去に作ったプログラムを参照したりしていましたが、今は、全部、ChatGPTに投げています。適切かつ親切な回答を得られることが多く、感心というよりも畏怖を感じています。
できないこと、無いことが調べられる
インターネット検索では、ある事、ある物は検索できますが、無い事、できない事、無い物は検索できません。ChatGPTだと、「〇〇はできますか?」みたいな質問ができます。場合によりけりですが、はっきり「できません」という回答が得られることもあります。
これは非常に助かります。無い物を探すより、別なやり方に目を向けるほうが建設的だからです。
会話の連続性が便利
先日、ひさびさにPythonでファイル移動のスクリプトを書く機会がありました。単純なプログラムなのですが、直近はC#で書いていたこともありPythonのソースコードが1行も頭に浮かんできません。
そこで、ChatGPTの出番です。ベースとなる機能として、「Pythonでファイル名リストを得るプログラムを書いて」と、入力すると、即座にプログラムを表示してくれます。それも、コメント付きソースコードと解説付きといういたれりつくせりの回答です。
次に、「ファイル移動のしかたを教えて」と入力すると、ちゃんとPythonで、親切な回答が返ってきます。この入力では、"Python"とは入力していませんが、会話の連続性から、きちんとPythonのソースコードが返ってきます。
Google検索の場合、"Python"という単語を含めないと、別な言語やエクスプローラーでの操作方法のページが返ってきてしまうのとは大違いです。また、検索ページの中から、自分に必要な箇所を探し出す手間や、目障りなアフィリエイト広告を目にすることもありません。本当にほしい情報だけを簡潔に返してくれます。
AI使用者の意思・表現力が問われる時代に
ChatGPTを使っていて思うのは、AIがどんなに進化しても、使う側が、"どうしたいのか?"、"何をしたいのか?"という意思と、それがAIに伝わるような表現力がないと、生かせないということです。
自分の頭では、ぼんやりと希望や要望らしきものはあるのに、それをキチンを外部に表現できないという人は少なくありません。そういう人は、AIともコミュニケーションができないということです。
これからの時代、ますます、コミュニケーション能力は重要になるように感じました。
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